ド底辺無職(アラサー)の転職生活 その3 無職、社宅を出る

突然ですが、皆さんにこんな思い出はないでしょうか。

 

小さい頃、公園の片隅にうずくまってアリの群れを延々と眺め続けていた事

あんなに小さな体で自分より大きな獲物を巣に運ぶ様を見て、「やるやんお前ら」と思った事。

アリの大群がカエルにまとわりついて捕食しようとしているのを見て、「ええ……ちょ、ええ……」とドン引きした事。

 

 

 

どうも。

のぶです。

現在無職30代

今も職探しに奔走しています。

 

                   

 

この記事は、前回の続きです。

  ド底辺無職(アラサー)の転職生活 その2 突然の呼び出し

 

さて、急にクビ宣告をされた私は何を考えたのか。

 

「社宅出んとあかんやんけ」

 

そう、なんと私が住んでいたのは社宅だったのです。

クビ=社宅を退去しなければならないという事。

仕事と共に安住の地まで失った30代無職。その絶望感は、肉団子だと思って最後まで残していたおでんの具が、がんもどきだった時を上回るものでした。

 

元職場となった場所から車を飛ばして帰途につく、私。

 

                  

 

車内では爆弾片手に街を往くヨルシカがむなしく音楽を奏でています。

そんなもん、私の方が元職場を爆h……いや、やめよう。

我を忘れかけたので、帰路にある某スーパーに車を止めて一息いれました。

 

時期は年の暮れ。

こんな時期に引っ越せる場所はあるのか?いや、まず引っ越し業者の手配はできるのか?ってか、今の社宅はいつまで住んでて良いんだ。「明日出ていけ」なんて言われたら自然に還るしかないやんけ……。頭の中ではそんな不安が時速600㎞で駆け巡ります。

 

「もしもし。」

 

自分一人で考えていても埒が明かないので、元職場に電話する事にしました。出たのは、事務の責任者。

 

「お疲れ様です、のぶです。」

「ああ、おつk……お世話になります。どうされましたか?」

 

既に社外の人物となった私に、凄まじい距離感で接する事務の責任者。おい、やめろ。冷たくしないで。

 

「あの、今住んでいる社宅っていつまでに出なければならないんでしょうか」

「あー……。そうですねぇ。逆に、いつまでに出られますか?(威圧)

「え?あの、まだ転居先とか決まってなくて。できる限り早めには出たいんですが。」

「12月末までとかですか?」

 

ターミネーターなんこの人?と思った程ビジネスライクに話す事務の責任者。まあ、私が悪いんですけど。

この日は12月17日。

後2週間内で転居先決定と引っ越し業者手配をし終えなければならないという事……。

 

「で、できらぁっ!!」

                   

 

無理やろ、そんなん。と思っていた脳みそとは裏腹に、12月末の社宅退去を高らかに宣言する私。

私の辞書に「計画性」という言葉はありません。

 

そんなこんなで、帰宅後すぐに引っ越し業者を探し始めました。

 

今の世の中、便利なもんです。

インターネットで検索すると、あるサイトに出会いました。

自分が持っている荷物を入力すると、そのサイトに登録している引っ越し業者から簡単な見積もりと引っ越し可能時期が記されたメールが届くというもの。なにこれ、すっげぇ便利やん!

インターネットの開発とラーメンレシピの完成は、ここ100年の中で一番の人類の進歩だと思っております。

ありがとう、偉い人。

 

そのサイトに、必要事項を入力して一安心。

ようやく一歩進んだなぁと思っていると来るわ来るわ、有名どころから、あんたちゃんとした会社なん?という無名どころまで、多数の引っ越し業者からのメール。

それはまるで、あの頃に見たカエルに群がるアリの大群のよう……

 

                 

 

そのメールの中にアリさんマークの某引っ越し業者がおらず落胆した私は、無事に無名引っ越し業者と契約しましたとさ。

 

 

 

 

次回、

かあちゃんへの報告」

お楽しみに!

 

 

 

ここまで読んで頂きありがとうございました!

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